住宅ローン残債ありの売却とは、ローンが残る家を売る方法で、売却代金で残債を完済し抵当権を抹消できれば、残債があっても売却できます。
鶴ヶ島・坂戸・川越で「残債があって売れるか不安」という方は多いですが、結論として残債があっても家は売れます。鍵は、売却価格がローン残高を上回るアンダーローンか、下回るオーバーローンかの判定です。アンダーローンなら通常どおり売却でき、オーバーローンでも自己資金補填・住み替えローン・任意売却などの方法があります。まずは残債と相場を確認しましょう。
この記事のポイント
- 残債があっても家は売れる
- アンダーかオーバーかが分岐点
- 売却代金で完済し抵当権を抹消
- オーバーローンでも売る方法は5つ
- まず残債と相場の確認から
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住宅ローン残債があっても家は売れる|分岐点はアンダーかオーバーか
住宅ローンが残っていても、家は売却できます。鍵となるのは、売却価格がローン残高を上回る「アンダーローン」か、下回る「オーバーローン」かの判定です。アンダーローンなら通常どおり売れ、オーバーローンでも複数の対処法があります。まずは自分がどちらの状態かを把握しましょう。
なぜ残債があると売却が難しく感じるのか
残債があると売れないと誤解されがちですが、理由は抵当権にあります。住宅ローンを借りた家には金融機関の抵当権(担保)が設定されており、売却には住宅ローンを完済して抵当権を抹消する必要があります。この完済は通常、家の売却代金で行います。つまり「売却→代金で一括返済→抵当権抹消」を同じタイミングで進めるため、残債があっても売却自体は問題なく可能です。難しく感じるのは、この仕組みが知られていないことと、売却代金で完済できるかどうかが事前に見えにくいことが原因です。仕組みを理解すれば、過度に不安を抱く必要はありません。
アンダーローンとオーバーローンの違い
残債あり売却の分岐点は、この2つの状態の判定です。売却価格がローン残高を上回る状態を「アンダーローン」、下回る状態を「オーバーローン」と呼び、アンダーローンなら売却代金で完済でき差額が手元に残ります。たとえば売却代金3,000万円・残債2,500万円ならアンダーローンで、差額500万円(から諸費用を引いた額)が残ります。逆に売却代金2,000万円・残債2,500万円ならオーバーローンで、500万円不足します。どちらかで取るべき方法がまったく変わるため、まず残債額と想定売却価格を把握することが出発点になります。
| 状態 | 条件 | 売却の進め方 |
|---|---|---|
| アンダーローン | 売却価格>ローン残高 | 通常売却・差額が手元に残る |
| オーバーローン | 売却価格<ローン残高 | 自己資金補填・住み替えローン・任意売却など |
オーバーローンでも売る方法は5つある
オーバーローンでも、家を売る道は閉ざされていません。不足分を自己資金で補填する、住み替えローンを使う、無担保ローンで補う、アンダーローンになるまで待つ、金融機関の同意を得て任意売却するという5つの方法があります。それぞれにメリットとデメリットがあり、自己資金や収入、住み替えの有無、ローン滞納の状況によって最適な選択は変わります。後ほど各方法を詳しく解説します。重要なのは、オーバーローンだからと諦めず、自分の状況に合った方法を選ぶことです。判断に迷う場合は、早めに不動産会社へ相談するのが安全です。
正直なところ、「残債があるから売れない」と思い込んで動けずにいる方がとても多いです。実際にはアンダーローンの方が大半で、その場合は通常の売却と何ら変わりません。まず残債と相場を確認するだけで、不安の多くは解消します。動く前から諦めてしまうのが、一番もったいないと感じています。
売却前の3ステップ確認|残債・相場・査定で状態を見極める
残債あり売却の第一歩は、①住宅ローン残高の確認、②相場の把握、③不動産会社の査定の3ステップです。残高は残高証明書やネットバンキングで、相場は公的ツールで調べ、査定で精度の高い売却価格を知ります。この3つを揃えれば、アンダーかオーバーかが判定でき、取るべき方法が決まります。
ステップ1:住宅ローンの残高を確認する
最初に、現在のローン残高を正確に把握します。住宅ローン残高は、金融機関から届く返済予定表、残高証明書、ネットバンキングやマイページなどで確認でき、これが「いくらで売れば完済できるか」の基準になります。書類を紛失している場合は、金融機関に残高証明書の再発行を依頼できます。確認の際は、現時点の残高だけでなく、繰上返済(一括返済)にかかる手数料の有無も合わせて聞いておくと安心です。金融機関によっては一括返済時に手数料が発生し、手続きもイレギュラーなため事前確認が必要です(ローン残債のある物件売却の解説)。残高が分かれば、売却計画の土台が固まります。
ステップ2:公的ツールで相場を調べる
次に、自宅がいくらで売れそうかの相場を調べます。不動産流通機構の「REINS Market Information」や国土交通省の「不動産情報ライブラリ」を使えば、周辺の過去の取引価格や成約事例を無料で確認できます(国土交通省「不動産情報ライブラリ」)。類似条件の物件の成約価格を見れば、自宅の大まかな売却価格をつかめます。残高と相場を並べれば、アンダーローンかオーバーローンかの当たりがつきます。ただし公的ツールの情報はあくまで概算で、実際の売却価格は物件の状態や時期で変わります。次の査定で精度を高めましょう。
ステップ3:不動産会社に査定を依頼する
最後に、不動産会社の査定で精度の高い価格を知ります。査定には簡易査定(机上査定)と訪問査定があり、残債を一括返済できるかを正確に判断するには、現地を見て算出する訪問査定が有効です。査定依頼の際は、住宅ローン残債があることを正直に伝えましょう。残債額を踏まえた売却計画を一緒に立ててもらえます。複数社に依頼して査定額と根拠を比較すると、相場感がより明確になります。査定は売却時期が未定でも、残債があっても無料で受けられます。
現場感覚だと、残債の確認を後回しにする方が意外と多いです。査定額だけ先に知っても、残債が分からなければアンダーかオーバーかは判定できません。残高証明書を取り寄せるのは数日あれば済むので、査定と並行して早めに動くのがおすすめです。両方の数字が揃って初めて、現実的な売却プランが描けます。
残債と査定額の両方を揃えて判定
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アンダーローンの売却の流れ|売却代金で完済し抵当権を抹消
アンダーローンなら、通常の不動産売却と同じ流れで進められます。決済日に買主から受け取った売却代金で住宅ローンを一括返済し、同時に抵当権抹消登記を行います。手続きは司法書士が代行するのが一般的です。差額が手元に残り、住み替えや新生活の資金に充てられます。
決済日に売却代金で一括返済する
アンダーローンの売却は、決済日にすべてが完結します。決済日に買主から売却代金を受け取り、その資金で住宅ローンを一括返済し、金融機関から完済証明書や抵当権解除書類を受け取ります。決済には売主・買主・不動産会社・金融機関・司法書士が同席し、代金の授受とローン返済、登記手続きを同日に進めます。あらかじめ金融機関に売却と一括返済の予定を伝えておくことが重要です。金融機関側も抵当権抹消に必要な書類を準備する時間が必要なため、決済日が決まったら早めに連絡しましょう。段取りが整っていれば、当日の手続きはスムーズに進みます。
抵当権抹消登記は司法書士が代行する
完済と同時に行うのが、抵当権抹消登記です。住宅ローンを完済しても抵当権は自動では消えず、法務局で抹消登記をする必要があり、所有権移転登記と合わせて司法書士が代行するのが一般的です(法務局の抵当権抹消手続の案内)。費用は登録免許税が不動産1つにつき1,000円(土地と建物で2,000円)、司法書士報酬は1〜2万円程度が目安です。買主の所有権移転登記と同時に行うことで、抵当権が付いたまま引き渡すことを防ぎます。自分で申請も可能ですが、決済当日の限られた時間で確実に処理するため、司法書士に任せるのが安全です。
手元に残る差額の使い道と諸費用
アンダーローンの利点は、手元資金が残ることです。売却代金から残債・仲介手数料・抵当権抹消費用・印紙税などの諸費用を差し引いた額が手元に残り、住み替えの頭金や新生活の資金に充てられます。ただし、売却代金がそのまま手元に残るわけではない点に注意が必要です。仲介手数料は売却価格の3%+6万円+消費税が上限の目安で、売却益が出れば翌年に確定申告も必要になります。マイホームなら3000万円特別控除が使える場合が多く、税負担は軽くなります。残る金額を正確に把握しておくと、次の計画が立てやすくなります。
個人的には、アンダーローンの方が「手元にいくら残るか」を売却前に試算しておくことを強くおすすめします。売却価格から残債と諸費用を引いた額が実際の手取りです。ここを把握せずに住み替え先を決めると、資金計画が狂います。不動産会社に手取り額のシミュレーションを依頼すれば、安心して次のステップに進めます。
オーバーローンで売る5つの方法|不足分をどう埋めるか
オーバーローンで売る方法は、①自己資金で差額補填②住み替えローン③無担保ローンで補填④アンダーローンになるまで待つ⑤任意売却の5つです。自己資金で埋められれば通常売却でき、住み替えなら住み替えローンが有力です。返済が困難で滞納の恐れがある場合は、最終手段として任意売却を検討します。
方法1〜2:自己資金で補填する・住み替えローンを使う
まず検討したいのが、自己資金と住み替えローンです。不足分を預貯金など自己資金で補えば通常売却でき、住み替えが前提なら旧居の残債と新居購入資金を一本化する「住み替えローン」が有力な選択肢になります。自己資金補填は最もシンプルで、差額を現金で用意できれば抵当権を抹消して売却できます。住み替えローンはオーバーローンでも住み替えられ、二重ローンや仮住まい費用を避けられる利点があります。たとえば残債2,500万円・売却2,000万円で不足500万円の場合、この500万円を新居のローンに上乗せして借りる形です。まず自己資金で埋められないかを確認しましょう。
住み替えローンの注意点:金利が高く審査が厳しい
便利な住み替えローンですが、注意点もあります。住み替えローンは新居の価値以上を借りるため金融機関のリスクが高く、変動金利が年2〜3%程度と通常の住宅ローン(年0.5〜0.9%程度)より高めで、審査も厳しい傾向です(住み替えローンの解説)。さらに、旧居の売却と新居の購入の決済日を同じ日に揃える必要があり、スケジュール調整が複雑です。借入額が増えるため返済負担も重くなります。便利さの裏で過剰な債務を抱えるリスクがあるため、無理のない返済額かを必ずシミュレーションしてから利用しましょう。
方法3〜5:無担保ローン・アンダーローンを待つ・任意売却
残る3つの方法は、状況に応じて選びます。不足分を無担保ローンで補う、返済を続けて残債が減りアンダーローンになるまで待つ、そして返済が困難なら金融機関の同意を得て売る「任意売却」が最終手段です(オーバーローンの対処法の解説)。無担保ローンは金利が高いため慎重な判断が必要です。待つ方法は急がない場合に有効で、繰上返済を併用すると早まります。すでに返済が苦しく滞納の恐れがある場合は、競売を避けるための任意売却を検討します。詳しくは「任意売却とは|鶴ヶ島・坂戸・川越でローン滞納から自宅を守る最終手段」で解説しています。
正直なところ、オーバーローンの方が最初から任意売却を考える必要はありません。任意売却は信用情報に影響が残るため、自己資金や住み替えローンで解決できるならその方が望ましいです。任意売却はあくまで、返済が立ち行かなくなったときの最終手段。順番としては、まず正常な方法を検討し、それが難しいときに初めて任意売却を視野に入れるのが正しい流れです。
任意売却は最終手段・まず正常な方法を
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鶴ヶ島・坂戸・川越で残債あり物件を売る進め方
残債あり物件の売却は、残債と相場の確認、アンダー/オーバーの判定、状況に応じた方法選択、そして地域に強い不動産会社への相談という流れで進めます。圏央道沿線で実需が底堅い当エリアは、適正価格なら買主が見つかりやすく、アンダーローンに持ち込める可能性も高まります。早めの相談が安心です。
圏央道沿線エリアの相場が売却を後押しする
当エリアの立地は、残債あり売却にも有利に働きます。鶴ヶ島・坂戸・川越は圏央道鶴ヶ島JCTを擁し東武東上線で池袋まで約40分というベッドタウンで、実需が底堅く、適正価格なら売却価格を確保しやすい傾向です。売却価格が高く取れれば、その分アンダーローンに近づき、オーバーローンでも不足額を小さく抑えられます。地価は若葉駅周辺で2024年公示地価が約18万円/㎡、鶴ヶ島駅周辺で11〜12万円/㎡(弊社調べ)と幅があり、立地の良い物件ほど残債を上回る価格で売れる可能性が高まります。エリアの需要を味方につけることが、残債あり売却の鍵です。
残債を踏まえた売却計画を立てる
残債あり売却では、手取り額まで見据えた計画が重要です。売却価格から残債・仲介手数料・抵当権抹消費用などを差し引いた手取り額を試算し、アンダーローンなら手元資金、オーバーローンなら不足額を明確にしてから動くことが失敗を防ぎます。手取りが分かれば、住み替え先の予算や、不足分をどう埋めるかの判断ができます。不動産会社に手取り額のシミュレーションを依頼すれば、現実的な計画が描けます。売却全体の流れは、「不動産売却の流れと必要書類|鶴ヶ島・坂戸・川越で失敗しない7ステップ」も参考になります。計画なしに進めると、決済直前に資金が足りないと気づくこともあります。
残債あり売却に慣れた地元業者を選ぶ
最後の鍵は、残債あり売却に慣れた業者選びです。残債の一括返済や抵当権抹消のタイミング調整、オーバーローン時の金融機関とのやり取りに慣れた地元業者なら、決済をスムーズに進められます。特にオーバーローンで任意売却が視野に入る場合は、金融機関交渉の経験が成否を左右します。株式会社ホームラボは鶴ヶ島駅徒歩3分に拠点を構え、相談無料・秘密厳守を掲げる地域密着業者として、残債のある物件の売却にも親身に対応しています。まずは残債と相場の確認から、気軽に相談を始めてみてください。
よくある質問
- 住宅ローンが残っていても家を売れますか?
-
売れます。売却代金で残債を完済し抵当権を抹消すれば売却可能です。完済できないオーバーローンでも、複数の対処法があります。
- アンダーローンとは何ですか?
-
売却価格がローン残高を上回る状態です。売却代金で残債を完済でき、諸費用を引いた差額が手元に残るため、通常どおり売却できます。
- オーバーローンでも売却できますか?
-
できます。不足分を自己資金で補う、住み替えローンを使う、無担保ローンで補う、返済を待つ、任意売却するという5つの方法があります。
- 住宅ローン残高はどう確認しますか?
-
返済予定表や残高証明書、金融機関のネットバンキングで確認できます。書類を紛失した場合は金融機関に残高証明書の再発行を依頼できます。
- 抵当権の抹消はいつ行いますか?
-
決済日にローンを完済したタイミングで行います。所有権移転登記と同時に司法書士が代行するのが一般的で、費用は数千円〜2万円程度です。
- 住み替えローンとは何ですか?
-
旧居の残債と新居の購入資金を一本化して借りるローンです。オーバーローンでも住み替えられますが、金利が高く審査も厳しい傾向です。
- 一括返済に手数料はかかりますか?
-
金融機関によってかかる場合があります。繰上返済(一括返済)手数料の有無と金額は、売却前に金融機関へ必ず確認しておきましょう。
- 残債があると手元にお金は残りませんか?
-
アンダーローンなら残ります。売却価格から残債と諸費用を引いた差額が手元に入ります。オーバーローンの場合は基本的に残りません。
- 任意売却はいつ検討すべきですか?
-
返済が困難で滞納の恐れがあるときです。自己資金や住み替えローンで解決できない場合の最終手段で、信用情報への影響が残ります。
- まず何から始めればよいですか?
-
住宅ローン残高の確認と相場調べから始めます。残債と査定額を揃えてアンダーかオーバーかを判定すれば、取るべき方法が決まります。
まとめ|残債があっても、まず状態を知れば道は開ける

住宅ローン残債があっても、家は売れます。最後に要点を3行で整理します。
- 残債があっても家は売れる
- 分岐点はアンダーかオーバーか
- 任意売却は最終手段に位置づける
住宅ローン残債ありの売却で最も大切なのは、まず自分の状態を知ることです。住宅ローン残高と相場・査定額を確認し、売却価格がローン残高を上回るアンダーローンか、下回るオーバーローンかを判定します。アンダーローンなら、決済日に売却代金で一括返済して抵当権を抹消し、通常どおり売却できます。オーバーローンでも、自己資金補填・住み替えローン・無担保ローン・アンダーローンを待つ・任意売却という5つの方法があります。任意売却は信用情報に影響が残る最終手段なので、まず正常な方法を検討するのが順序です。鶴ヶ島・坂戸・川越は実需が底堅いエリアです。残債と相場の確認から、地域に強い不動産会社へ相談を始めましょう。
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参照URL
- 国土交通省 不動産情報ライブラリ https://www.reinfolib.mlit.go.jp
- 法務局 抵当権抹消手続の案内 https://houmukyoku.moj.go.jp/homu/static/info-net_00001.html
- IELICO(イエリコ)ローン残債のある物件売却 https://www.ielico.jp/contents/mansion/mansion-sell-loan.html
- 三井のリハウス 住み替えローン https://www.rehouse.co.jp/relifemode/column/at/at_0023
- 長谷工の仲介 オーバーローンの対処法 https://www.haseko-chukai.com/column/sell/sell-on-loan.html

