不動産は荷物を残したまま売却出来るのか？メリットデメリットは？
ご相談者様からよく頂くご質問の一つに、「荷物を片付けずにそのまま売れませんか？」
がございます。
特に不動産を相続された方からの質問が多いです。
残ったままの荷物＝残置物（ざんちぶつ）とはなにか、具体的にどのようなものを残置物と呼ぶのか、そのまま売却が出来るのかを解説していきます。
残置物とは？
残置物とは、対象となる不動産に入居者が残したままにした動産のことです。
動産とは、お金や家具家電など動かすことが可能な財産のことです。なかには財産というより、失礼ながらほとんどゴミというケースもございますが・・・
一方で、不動産とは動かすことができない物を意味し、不動産取引では建物や土地などが対象となります。
不動産売却では、対象の不動産のなかにある私物は、売主側が引き渡しまでに処分することが原則となっております。
特別な事情がない限り、残置物は処分してから売却活動をおこなうほうが不動産売却がスムーズにおこなえるでしょう。
残置物とは具体的にどのようなもの？
残置物と呼ばれる物の例
家具
テーブルやソファー、タンス、椅子など、大きなものから小さなものまで家具はすべて残置物として扱われます。
家電製品
冷蔵庫や洗濯機、テレビ、掃除機などが含まれます。
生活雑貨
食器や衣類、書物や趣味に関するものなど、生活で使用するさまざまな日用品も残置物なので処分しましょう。
ラグやカーペット、カーテンなども含まれます。
付帯設備
付帯設備とは、エアコンや照明器具などのことです。
不動産売却をおこなうときは事前に残置物を処分したほうが良い？？
不動産売却では、原則として最終的に買主に引き渡しをおこなうまでに、すべての残置物を処分します。
そのため売却活動を始めたら、（可能であれば売却活動を始める前に）少しずつ残置物を整理しておくことがおススメです。
売却活動を開始すると内覧希望者が実際に物件を見に来られます。
内覧時にものが置かれているより、ものがなにもなくきれいな状態のほうが物件は広く見えて好印象となります。また、ものを片付けた跡の状態が確認出来ていない場合、内覧希望者も購入の意思決定が難しいでしょう。
したがって残置物は処分してから売りに出すことをおススメ致します。
残置物を残したまま不動産を売却する方法はないの？？
残置物は処分してから売りに出すことを薦めてきましたが、お客様によっては事情によりそれが困難な場合もあるかと思います。
今まで私が相談を受けてきた例としましては、相続された方や身内も高齢の方が多く片付けることが物理的に不可能であったり、仕事が忙しくて時間が取れない方が多かったと感じます。
そのようなお客様に、残置物を残したままで不動産の売却をおこなう方法をご紹介させていただきます。
相続した物件など残置物が処理しきれないほどの量の場合や、手間をかけずに売却したい方におすすめの方法です。
①不動産業者に買い取ってもらう
残置物を残したままトラブルなく売却するには、一般消費者に売却するのではなく、不動産業者に買い取ってもらいましょう。
買取業者を利用すれば、残置物の処理に手間や労力をかけることなく、残置物を残したままの状態で売却できます。
売却金額は一般消費者に売却するより下がってしまうケースが大半ですが、残置物の処理にかかる費用や労力、時間を差し引くと、こちらを選択される方が多いです。
不動産業者はプロですので、そのまま引き渡しを終えてもその後文句を言ってくることはございません。
不動産を所有している期間は税金などの維持管理費が発生しますし、あまりに荷物が多い場合には近隣や行政からの苦情が入ることもございますので、片付けに時間がかかりそうな場合は効率的な選択肢としておススメ致します。
もちろん弊社でも直接買取はおこなっております。
ご相談ください。
②片付け業者を利用する
売却活動開始時に費用をかけられる方は、残置物処分業者を利用しましょう。
費用はかかりますが労力や時間をかけずに業者さんが全て片付けてくれます。
残置物を処理する費用は、残置物の量や立地、マンションや戸建によって変わりますが、数万〜数十万円が相場です。
量が少なくても撤去するには人員やトラックを確保する必要があるため、最低でも数万円はかかるでしょう。
残置物の量を現地で確認し、見積もりをして、双方が合意のうえで、撤去作業をおこないます。
ご自身で作業するより、早くラクにおこなえる方法ですが、先にお金が出ていく事がデメリットとなります。
片付け業者も千差万別で、エリアや人員の過不足等で見積もりが大きく変わることがございます。弊社ではお客様に代わり、最低3社の相見積もりを取らさせていただきますので安心してご相談ください。
まとめ
不動産売却の際、残置物がどのように取り扱われるか、また、残置物を残したまま売却する方法について解説しました。
残置物は売主が処分してから売却活動を開始することが基本的な流れですが、残置物を残したままでも売却はできます。
あとからトラブルにならないよう、たとえ買主の合意があったとしても、一般消費者に残置物を残したまま売却するのはやめておいた方が得策です。
残置物を残したまま売却するのなら、不動産業者に買い取ってもらいましょう。
相続した不動産が荷物だらけで片付けが進まない・・・
ゴミ屋敷みたいな状態だから買い手なんて付かないんじゃ・・・
なんとかしなきゃと思ってはいるが仕事や日々の生活が忙しくて取り掛かれない・・・
悩まずに弊社までご相談ください!!
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